ここ数年、よくshallou の音楽を聴いている。 散歩中はshallouのつくる音だけを、パカパカ歩きながら聴いているのだけど、家にいる時はMVも観る。もう何百回と見ている気がする。shallouのMVを撮っている obfilmsの映像がこれまた心にしっくりくるのだ。目の前に見えているものの切り出し方というか、そういうのが自分のそれに近いといつも感じる。
「Lost」 は自然をみるクリエイターの鳥の目と虫の目を感じる。
「vignette」 は、カメラワークというのかな? 花や木の切りとり方、花や木への目の向け方が、自分の切りとり方とよく似ていて、初めて映像をみた時はなんか自然と涙が出た。
「You and Me」は、最初みた時はあまりしっくりこなかったのだけど、なぜか見るたびにじわじわ浸透した。今では一番いいなあと思ってるくらい。
美しいパリの映像と自然のなかを行く男女の映像が交互に出てくるのだけど、見続けているうちに、なんでこの音楽と映像に惹かれるのかが分かってきて「あそうか、これ私がしたいことなんや!」って思った。
愛する誰かと、街でも田舎でも自然のなかでもどこでもいい、いろんなところを一緒にみて歩く。いろんな景色や経験を共有する。それがどれだけ豊かで美しいことかを知っているから、この映像に惹かれているのだろう