冬を嗅ぐ|  72 patternworks(72パターンワークス)京都コラム

冬を嗅ぐ

2022年は、1月に入って2週目位から、急にたくさんの人に再会することになって、何だか急ピッチで事が動きだしている。

図案やロゴやコンセプト作りの合間というか、並行して進めることが増えて、まだペースをつかめない。

今思うのは、長年フリーランスや自営業をしている人って本当すごいてこと。軽々とやってるように見えて、実はかなり自分を律するというか、自分に厳しい部分がないとできないスタイルだと思う。

私はこれまで会社勤めだったから、自分のペースより相手方ペースありきで仕事を進めることが多かった。そういう仕事だったし。それは煩わしいことも多かったけど、特に何か自分を律するシーンなんてないし、自然と仕事が流れていたように思う。

今、何だか急な流れでフリーランスみたいな感じになりつつある。ある程度自分のペースで仕事を進められるんだけど、そうなると今度は自分で自分のペースを作ってくのがいかに大事かがわかってきた。

私はひとりで黙々とやる時間も好きだけれど、それは人に囲まれてわいわいやる時間がどこかに担保されていることが重要だったみたい。

数日ひとりきりで黙々やっていると、どうもどこかしらが腐ってくる。人といると水を得た魚のようにイキイキするので、私はやはり基本、人が好きなのね。

自炊ばかりしてないでたまには出掛けて外でご飯食べたり、飲みにいったりして誰かと話せる時間を今後作ろう。意識的に。

あとは適度に運動!この気晴らしは大事。

という訳で、まずは散歩に出て、買い物をする。

冬の匂いがする。冬を嗅ぐ。冬を吸い込む。

樹幹は毛細血管みたいで、動物も植物も、よく似たつくりをしていると思う。きれいやなあ。

歯磨き粉やワインを買い、ふらふら歩いていると、以前すすめてもらった無添加製品のマーケットに出くわしたので、試しに寄り、紅茶と無添加ごまラーメンとやらを買う。

いつもと違う店、食べもの、いつもと違う道を意識的に選ぶのも気晴らしは効果的。第一楽しい。

京都はまだ知らない、歩いていない道ばかりなので、寒いとか言ってないで、なるべく外出よう。

あとはちょっとずつ、美味しいお店、かるく飲みにいけるお店を増やしていこう。

自分でペースを作るのだ。

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