72 パターンワークスパターンコラム

七十二候を題材にする理由1 自然がテーマ

はるか昔の学生時代までさかのぼりますが、私は環境問題を学ぶ学部にいました。レイチェル・カーソンが「沈黙の春」をかいて、環境問題が騒がれ始めた時期でした。

高校生の時の進路選択で「自然を破壊しない方法、自然を残す方法を知りたい」と思った私は、頭は完全に文系脳ですが、理系に転じて、農学部を目指したのでした。

当時の私がしたかったのは、砂漠の緑化です。

でも緑化には、苦手な理数系の技術がしこたま必要で、理数系センスが乏しい私には難しかった・・。緑化には、水理学などの学問が必要だったと記憶していますが、情けないほどちんぷんかんぷんでした・・w

それで当時、同学部生が自然保護や農に近い仕事に就いていく中で、私は全く違う仕事につき、自然から遠ざかりました。この時の挫折の経験は「自然に何らかの形で携わりたかった」という残念となって、ずっと心の奥底にあったのだと思います。

それから随分と経過して、2015年に絵を描き始めた時、草花や木などの植物を紙いっぱいにかくような絵を描き出しました。

72patternworks 初期イラスト
72patternworks 初期イラスト

実際に美しい自然を残す仕事はできなかったけれど、自分が美しいと思う自然を描いて残すことはできるんだと感じました。これは発見でした。

都もだん 手拭いの柄

その後、手拭いの図案を描かせていただける転機が訪れ、桜や蝋梅などモチーフに図案を作った経験から、紙いっぱいに描く自分の画風を生かせる一つの方法としての模様・図案づくりに一気に関心を高めていきました。

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