ロンドンの悪夢(後編) | 72パターンワークストラベルコラム

ロンドンの悪夢(後編)

こちらは2013年のイングランド・スコットランドひとり旅の記録です。

Part1はこちら

ロンドンの悪夢(後編) | 72パターンワークストラベルコラム

瀕死のiPadを抱え、oxford curcus 駅の一番でっかいApple storeで店員にすがりつく。

ま「お願いです先生!どうか、この子を救ってください!涙」

店員 「ふーんどれどれ。なるほど。あーた、クラウドは使ってる?」

ま 「いいえ先生!一度も!」

店員 「ふむ。じゃあデータは戻らないね。たぶんコードを押し間違えたでしょう。Appleのセキュリティはいますごく強力で、ロックがかかってしまうともう手が付けられないからね。oh dear dear..」

ま 「えーーーー(T △ T)!?」

もう頭真っ白で目の前は真っ暗ですよそりゃ。

店員「クラウドにすべてアップロードしておけば全部元に戻せたんだけどね」

ま「お、お願いです先生!この子はまだ若いんです!到着初日の浮かれた写真やドーバーでの写真がたくさん、たくさん入ってるんです(T △ T)」

店員「お気持ちは分かりますが、残念です、はい」

 

つまり。。。 お前のiPadは もう 死んでいる。

冷たい雨の降りしきるロンドンで青いTシャツ着たApple兄さんがた3人にこう宣告され、キコウを突かれたわたしのiPad、内臓破裂よね。

あべし。

久しぶりに足元ふらつくほど打ちひしがれたわたしは、一度通った道ならほぼ迷わないのに、そのあと何度も地下鉄を乗り間違え、街角ごとにため息を吐いた。

それでも負けてたまるかとバーに乗り込み大皿料理を完食し、エールを2杯流し込んだ頃にはもうわりとご機嫌^^で、

「あぁほんと、わたし、お酒が飲めて良かった」と思いました。

終わり

10年前のあほな旅記録ですが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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